かに座のビーナス


         詞:宮下幸司 曲:石川勝也

あのとき、御坂峠の上に輝いていた夏のオリオン
僕の声に君は凍えた返事をしたね。
まるで今の二人を占うかのように
そう言えば君は、かに座だったよね。
僕とは相性が悪いだなんて言ってたけど
そんなことはなかったね。

太宰治の碑には君のように美しい詩が綴られ
朝焼けの富士を見ながら僕のコートを羽織る君
どうして君は去っていったのか
あのかすんでゆくビーナスなのか
朝陽が昇ってきたのに愛は
輝きを失ってしまったね。


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