塩原のページ
2010.7.19 作成
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- 7月13〜15日に地質部の合宿で那須塩原にいってきました。
- 化石や岩石の採集が目的です。写真はほぼすべて村範くんが撮影しました。
木の葉化石園
- 塩原には有名な木の葉化石園があります。
- 30万年ほど前の湖底にできた地層に木の葉などが閉じこめられ,化石となりました。
- 塩原の南にある高原崋山の噴火によって塩原化石湖ができ,その底に地層ができました。
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- その湖底にできた地層から木の葉の化石が産出し,「木の葉石」と呼ばれます。
- 木の葉以外にも木の実や小動物が化石になっています。
- 5月左から栗,カエル,クモです。
- 塩原以外の化石も世界中から集められて展示されていました。
- これは縞状鉄鋼層で,今から20億年以上も前,シアノバクテリアによって酸素が多くなってきたころ,海水中の鉄分が沈殿してできたものです。
- 古生代の化石です。
- 左から三葉虫,ウミユリ,フズリナです。
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- アンモナイトの祖先,直角貝のなかまとアンモナイトです。
- アンモナイトは中生代の化石です。
- 新生代の化石マンモスの臼歯,マンモスの牙。
- そして魚が魚を飲み込む途中という珍しい化石です。
- 以下は鉱物の化石です。砂漠のバラ(石膏),クジャク石,電気石です。
- この電気石は外側が緑で内側がピンクなのでウォーターメロン(すいか)と呼ばれます。
- 左から蛋白石(オパール),自然金,琥珀。
- 琥珀は虫入りです。
- 左は時計石。花崗岩中の結晶の並びが時計(アナログ)の文字盤のように見えます。
- 右は菊花石。結晶が菊の花のように見えます。天皇家の紋章みたいですね。
2日目 鉱山跡へ
- 2日目は雨もようでした。しかし,それにもめげず出かけます。
- 歩き始めてすぐ,トンネルに入れず,行き止まりになりました。どうやら道を間違えました。
- 正しい道をひたすら30分ほど歩きました。
- 途中,道ばたにさまざまなキノコが・・・食べられそうもありません。
- さらに歩き続けると,またキノコ・・・。
- やっと目的地付近に到着しました。きれいな渓谷です。
- 崖が崩れているところで目的の「ディモルチ石(ディモルティエライト)」を探します。
- 疲れたら昼食・・・
- あった!白地に青い鉱物が入っています。
- 最後に記念写真・・・
宿
- 宿は木の葉化石園の近くにとりました。和風の旅館です。
- 夕食も朝食も食べきれないほど・・・肥りそう。
- 露天風呂がいい雰囲気でした。
- みんな楽しそう・・・
木の葉石露頭
- 宿の近くに湖成層がでているところがありました。水が出ているので石垣におおわれずにすんだようです。
- よく見ると地層が変形しているところがあります。固結する前に乱れたようです。
- 石を割ると中から化石が出てきます。
- ブナの葉と思われるものが見つかりました。
もみじ谷大吊り橋
- もみじ谷大吊り橋は全長320m,無補剛桁歩道吊橋(強度を増すための桁がない歩行者用吊り橋)としては日本一だそうです。
- 足の下がすけて見えるのでけっこうこわいです。右の写真は下に向けて撮っています。水面に映ってますね。
大黒岩
- 左は吊り橋から見た塩原ダム湖。
- 渡りきった向こう側にはマムシ注意の看板がありました。こんなかわいいのなら出会ってみたいですね。
- 15分ほど歩くと大黒岩です。
- 大黒岩は第三紀の地層でできています。いたるところに貝の化石が見られます
- 道路から下の河原に降りると一面化石だらけ。
- みんな夢中になって採集しています。
- あきるまで採集しました。
- 死にそうなミンミンゼミがいました。
- 岩に顔が・・・心霊写真ではなく,溶岩にとりこまれた外来岩片です。
- まわりは閑かな渓谷でした。思ったより以上の成果をあげ,塩原をあとにしました。
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