2001.12.27 作成
*いよいよ転院の朝だ。検温はみごとに省略された。もう関係ないのか・・・。
ピンクチームの看護婦や I 先生あての手紙をA沼さんに託した。A沼さんからさぬきさん、まちださんによろしくとのこと。
荷物をまとめ、会計をすませて弟の車で9時半に出発。むこうに10時に着かねばならないのでギリギリだ。
途中、Fさんが転院した病院の前を通った。元気になったらお見舞いに来よう。どっちが早いかな・・・。
*転院先の病院に到着。手続きをすませると、6階から担当看護婦が迎えに来てくれた。
担当は I 代さん。なんと、前の病院でK子さんに自分の同期がいると聞いた、その人だった。
看護婦は18人もいるらしいのによくあたったものだ。
ベッドは前の病院でも同室の向かいだったイチカワさんとまた同室で向かい。
これもすごい偶然だ。なにしろベッドは40以上もあるのだから。
おかげでなじむのも早そうでよかった。
*昨日の天気予報では雪が降るということだったので、「なにもこんな日に降らなくても・・・」と思っていたが、着くまでは降らなかった。
着いてしばらくしたら降ってきたので、むしろ歓迎されているようでうれしかった。
病室は思ったよりきれいだった。木製の家具調の調度なので、病院というよりもビジネスホテルのようだ。
ほとんどの患者が車椅子なので、廊下やトイレも広く、考えてつくってあるので過ごしやすそうだった。
*荷物整理もそこそこに、担当看護婦や担当医師から懇切丁寧な説明を受けた。なかなか親切で細かい。
こちらの病院ではパソコンも婦長の許可のもとで使用可能だった。早速許可をもらった。
携帯もエレベータホールでなら使用してよいので、寒い中病院の玄関の外に出なくてすむからうれしい。
ただ、パソコンと接続できる電話は2階にある1台しかなかった。売店の営業時間も5時までで短い。
*リハビリ担当の理学療法士H野さんとも話をした。今日は着いたばかりなのでリハはなし。明日からは3連休だという。
来週火曜にようすを見て、本格的には水曜からということだ。また、来週末からは年末年始の休みがある。
ちょっとタイミングが悪かったみたいだ。年内は実質3日間しかできそうもない。
年末年始に一時帰宅したいのだが、できるのかどうか・・・。
*午後、X線、採血、採尿検査があった。また、到着早々クリスマス会があった。年間の最大行事であるらしく、間に合ってよかった。
退院した方のトランペット演奏や看護婦さんたちの「マッチ売りの少女」の劇が行われた。
最後に担当看護婦から手書きのカードをもらった。おかげでこの病院でがんばろうという気持ちがみなぎってきた。
12/22(土) 治療計画
*朝、放送で目が覚めた。この病院では6時に一斉放送があって起こされることになっているらしい。
「ピンポーン、今日は12月22日土曜日です。お熱を計ってお待ちください。」という内容だった。
体温計はあらかじめ各患者のベッドにくくりつけられているので、それで各自計ることになっている。
そして、看護婦がまわってきたら、体温と、前日の排尿・排便の回数を報告するというシステムだ。
検温は朝の1回だけらしい。
*優しそうなN島婦長がやってきた。婦長にしては若く、まだ40歳前で独身らしい。治療計画書を渡された。
それによれば入院期間は1.5〜2ヶ月とのこと。ちょっとショックだった。もっと早く退院できると思っていたからだ。
*助手のG藤さんが花とプリンをもってきてくれた。花より団子ではなく、両方だったのでうれしい。
*夕食はなんと牛丼。前の病院では一回もでなかったものだ。新鮮だった。
12/23(日) 痛みがへる
*談話コーナーでテレビを見ていたら、T橋看護婦に「あのー、名前聞かせてもらっていいですか?」と言われてしまった。
どうやら知らない人が紛こんでいると思ったらしい。さっき僕のところに検温しに来たばかりなのに・・・印象が薄いらしい。
*リハビリがないせいか、右足つけねの痛みがへってきたので、痛み止めを飲むのをやめてみた。痛みレベルは4だ。
*よめさんの弟夫婦がたずねてきた。遠くて忙しいのにありがたい。初めてレストランに入って楽しく過ごした。
12/24(月) クリスマス・イブ
*朝、T橋さんに「僕は誰でしょう?」といったら、自信なさそうだが「イシカワさん・・・」と言ってくれた。覚えたようだ。
*午後、英語のS井先生がたずねてきてくれた。三者面談の帰りだそうだ。休み中なのに大変だ。
*洗髪台はあるにはあるが、流しに水道の蛇口からゴムホースがつながっているだけだった。
そこで、シャワーヘッドを買ってきてつないで髪を洗った。ヘッドはそのまま寄付することにしよう。
こちらでもお風呂は週2回入れるようだが、タイミングが悪くて初回は明日なのでどうしても洗いたかったのだ。
*今日はクリスマス・イブだが、結局病院で過ごすことになってしまった。
でも、夜は一家全員で病院の食堂でケーキを食べた。まがりなりにも、いちおう一家でクリスマスだ。