入院日記のページ


2002.1.4 作成

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12/25(火) 初風呂

 *今日は待ちに待ったおふろの日だ。こちらでは週2回入ることができる。

  月・木の人と火・金の人とに分かれている。僕は火・金になった。

  転院したのが金曜日で、その日はまだ決まってなかったので入れず、今日が初日となったわけだ。

  2人ずつ一緒に入るということだったので、せまいのかと思ったが、意外に広い。

  浴槽も広く、洗い場も多いので、入ろうと思えば4人ずつでも入れそうだった。

  浴槽や床は文様付きの砂岩が使用してあり、けっこうぜいたくな造りだ。

  おふろで一緒になったのは、前の病院の看護婦A沼さんが言っていたさぬきさんだった。

  なんと同年齢で、誕生日が僕と3週間しか違わなかった。ちなみにA沼さんが言っていたまちださんの方はもう退院したらしかった。

 *午後、転院後初のリハビリがあった担当は若い男の先生でH野さん。倫理社会の教員免許を持っているという変わりダネだ。

  今日は初日なのでようすをみるということで、各関節の曲がり具合の計測や筋力のつきかたを見てくれた。

  背筋ともものうらの膝窩筋、大臀筋の筋力が低下しているとのこと。

  これからは痛みを見ながら、杖で歩く練習から始めようということになった。

  最後に握力測定をしたら、右43、左44と不思議な結果だった。右は下がって左は上がっている。

 *リハビリの5分前に元職員の美代ちゃんが来てくれた。ここから歩いて5分のところに住んでいる。

  リハビリの時間がせまっていたのですぐに帰ったが、また来るとのこと。

  

12/26(水) リハビリ開始

 *今日から本格的なリハビリが始まった。リハビリ専門病院だけに、運動療法室も広い。1辺が20mくらいはある。

  ところせましと器具やベッドなどが置いてある。内容も豊富だ。

  大きなゴムボールがたくさんあり、それを使って運動する人、すわってポンポンはずんでいる人などいろんな使い方をしている。

  また、自転車こぎの機械や室内歩行機などもある。車椅子で砂袋みたいなのを引きずって走行している人もいた。

  思わず「♪おっもっいーコンダーラ・・・」と歌ってしまいそうな光景だ。

  さて、関節の曲げ伸ばしをした後、大きなゴムボールを渡され、下記A〜Cの運動を行った。

  それぞれ20回×5セット、合計100回ずつやった。

  
ボールをはさんで
腹筋で持ち上げる
右ひざと左ひじ、左ひざと
右ひじをつける
うつぶせになり、ボールに
腰をのせて片足をあげる

  

  その後、レーザーを用いて痛みがあるところのピンポイント治療。

  さらに平行棒で5分歩いた後、両手に杖を持って室内を10周した。

  杖のつき方も初級・上級と2種類あるようで、それぞれ5周ずつを行った。

  初級は、左手、左足、右手、右足の順に前へ出して歩くもので、確実だが遅い。

  上級は、左手と右足を同時に出し、次に右手と左足を同時に出すというものだ。なれれば上級の方がずっと歩きやすい。

  以上、実に充実したリハビリだった。

 *国語のS水先生がいらっしゃった。なんだか退院が延びたのは僕が無理をしたのが原因だという話になっているらしい。

  K水先生も「ご本人がああいう性格だからそう思われてもしかたがないのでは・・・」とおっしゃっていたそうだ。

  僕はお医者さんの言うことを守ってきたつもりなんだが、身から出たサビか・・・。

  

12/27(木) 一時帰宅決定

棒を肩に担ぎ
背骨を左右にねじる
傾斜した台に乗り
アキレス腱を伸ばす

 *リハビリに新たにD・Eの運動が加わった。それぞれ5分間と10分間だ。

  杖での歩行6周のあと、階段の登り降りを練習した。

  なんとかうまくできたので、家に帰る自信がついた。

  

 *上半身のリハビリもやりたいと言ったら、午後にマシーンを使わせてくれた。

  チェストとフライをやった。

  
0橋

 *たんぱの番組の関係者であるO橋さん、K山さんがいらっしゃった。

  ひさびさにお会いできてうれしかった。K山さんが写真を撮って送ってくださった。

 *あさっての29日からはリハビリがなくなるので正月3日まで自宅へ帰ることにした

  主治医のM井先生と相談し、手続きの書類を提出した。

  ソシャルワーカーのWさんがベッドの心配をしてくださったが、母がどうせ使うというので買うようだ。

  


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