入院日記のページ


2002.1.12 作成

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1/5(土) イニシャル

 *今日と明日は土日なのでリハビリが休み。お風呂もなくてとても暇である。

  先日の日記のプリントを看護婦さんたちが見たらしい。T橋さんがおっしゃった。

  「石川さん、見ましたよ。でもT橋さんはやめてくださいよぉ。すぐに誰だかわかっちゃうから」

  「えー? Tならいいの? でもTだって一人しかいないんじゃない?」

  「だって、Tなら名字か名前かわからないから・・・」

  「そんなぁ、僕がフルネームで名前知ってるのはT橋Mみさんだけですって!

  

1/6(日) 洗髪

 *前任校で一緒に理科を教えていたK村先生がたずねてきた。昨春以来久々にお会いした。

  現在は博物館に出向のご身分だそうだ。たまにはそういう身分になるのもいいなとうらやましく思った。

  でも研究ができるほど暇な仕事ではないらしい。

 *お風呂が火・金なので、日曜に洗髪することにした。ついでに爪も切って着替えもしたらさっぱりした。

  

1/7(月) 回診

 *採血と採尿があった。炎症反応レベルは1.6だったのが1.0になった。

  まだ正常値の0.4にはならないが、だいぶよくなった。

  そこで長く飲んでいた抗生剤をいったんやめてみることにした。

  来週までようすをみて再度検査するということだ。

 *リハビリはいつも通りのメニューの後、両手に杖を持って室内を10周(約500m)した。

  さらに階段を1往復した。もう大丈夫だと思ったが、まだ杖はもらえなかった。

  痛みが増したら困るということらしい。

 *昼食は七草粥だった。家ではこういう習慣がなかったので、ここにいなければまず食べなかっただろう。

 *午後、院長回診があった。院長が各部屋をまわり、患者一人一人について主治医からの説明を聞くのだ。

  回ってくる前に看護婦さんがカルテとX線写真を準備して持ってきた。

  さて、前の病院のように会話するのかと楽しみにしていたら・・・。

  院長先生は、僕の前に来ると、X線写真を見ながら主治医のM井先生の話を聞き、僕の顔や体は見ずに行ってしまった。

  拍子抜けした。ただ、若い先生が僕の写真に興味を持ったようで、手術についてあれこれ聞かれた。

  やはりけっこう珍しい手術であるらしく、初めて見たようだった。

 *息子が一人でやってきて、珍しくなかなか帰らない。どうしたのかとたずねると、ゴソゴソとプリントを出した。

  どうやら数学の宿題がわからないので、見てほしかったようだ。早く言えばいいのに・・・。

  しかし、もう高校2年の範囲をやっているのでけっこうきつかった。微分はまだしも、対数関数なんてもう忘れかかってる。

  


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