2001.11.17 作成
*筋トレをやる前にももの筋肉を伸ばしておいて、関節の可動域もふやしておこうと思った。
なにしろ現在は、ひざも股関節も90度程度しか曲がらないので、自分の足先にも手が届かず、靴下がはけない。
そこで、自分でストレッチのメニューを考え、リハビリの前の午前中に実行することにした。
1つのポーズについて、痛くなるところでとめて10分間その姿勢をたもつ。
すると、自然にだんだん曲がってきて可動域がひろがっていく。全部やると2時間かかる。
伸ばす筋肉は、ももの前(四頭筋)、ももの裏(膝窩筋)、ももの内側(内転筋)、ももの外側(中臀筋)が主体。
片足はベッドから出して床について 四頭筋を伸ばす もう片方は内転筋を伸ばす |
両足を内側に向けて 中臀筋を伸ばす |
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両足をまげてかかえ、 膝窩筋を伸ばす |
両足をまげて開き、 内転筋を伸ばす |
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うつぶせになって両足をまげ、 四頭筋を伸ばす |
片足をまげ、もう片方の足の外側に 交叉して中臀筋を伸ばす |
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両足をのばして上体を曲げ、 膝窩筋を伸ばす |
片足を曲げてももの内側を下に 向けて四頭筋を伸ばす |
*Bのポーズでうつぶせになったあと、あおむけになろうとしても腹筋や背筋がないためかできなかった。
しかたがないので看護婦さんを呼ぶボタンを押した。やってきたM丸さんに「なにやってるんです?」と笑われた。
ひっくり返ったカメみたいなものだ。いや、カメはあおむけになって戻れないんだから逆か・・・
*今日のところは、Cで足先に手がとどかず、Eで足は平らにならず、Gは痛くてほとんどできなかった。
*これをやったあとリハビリに行ったら、可動域はひろがってるし、筋肉にも力がはいるのでとても楽だった。
リハビリのS浦先生も「なんでこんなに急にやわらかくなったの? みんなこんなだといいなぁ」と驚いていた。
リハビリでは主として、ももの筋肉のトレーニングをやるので、伸ばしてから行ったほうがいいわけだ。
*他のチームの看護婦のKわ崎さんに、「ホームページ見たよ。セーラー服には笑っちゃった」と言われた。
看護婦さんたちも見てくれているんだ・・・
11/3(土) ポッキー
*いとこの今西3姉妹がそろって来てくれた。
いろんなお菓子を持ってきてくれた。
その1つにグリコのレインボーポッキーがあった。
文字通り7色のポッキーで、巨大だ。
無理に7色にしたかったらしく、青リンゴが水色だった。
*教え子のH口くんが来てくれた。おいしいお菓子を持って。
天文の研究をしているのだが、今度アメリカに行くかもしれないとか。テロは大丈夫なんだろうか?
僕の状態がよければ病院から外出して、しし座流星群を見に連れて行ってくれるという。
とても楽しみだ。
*今日もストレッチをした。けっこう体が楽になった。
*夕食時、食べ物が気管の方にいきかけて咳がとまらなくなった。とてもつらい。
入院したての時は咳、くしゃみはおろか、笑うことさえ患部にひびいて痛かった。
今は笑うのは問題ないが、咳とくしゃみはまだ痛くてつらい。
11/4(日) 車椅子
*「今日できるようになったこと」
車椅子からベッドに乗り移るとき、自力で足があげられるようになった。
つまり、いすに座った状態でひざから下をまっすぐにできるようになった。
*ストレッチは痛くてできないので今日はお休み。日曜でリハビリもないから今日は休養日としよう。
*大学の先輩のK沢ご夫妻がいらっしゃった。現在は家がすぐ近くなので、先日遊びに行ったことがある。
わざわざ先輩に来ていただき、恐縮である。大学関係のMLに報告していただけるとのこと。ありがたい。
*車椅子に乗るには、いちいちナースコールで看護婦を呼んで車椅子を持ってきてもらわねばならない。
車椅子置き場はこのフロアのちょうど反対側なのでけっこう遠い。そこで退院したSさんやTさんは病室前の廊下に置いていた。
僕もそうしてもらおうと思って、この車椅子キープしたいんですが・・・と頼んでみたが、
「廊下に車椅子を置くことは防災上問題があるので、しないことになったんです」と言われた。
そのときは納得したんだが、よく考えてみると、もしも火事が起きて逃げることになったら車椅子がそばにないと困るのではないか?
みんなに車椅子を届けている間に焼け死んじゃうぞ。
*そこで車椅子のチェックをした。置き場にあるのは16台。使用中が1台。他の病室のベッドサイドに置いてあるのが1台。廊下に1台。
合計19台がこの階に存在しているようだ。実は僕は膝下が長いためか、多くの車椅子のステップの位置があわないので困っている。
置き場にある車椅子のステップ位置を確認したところ、下の方になっているのは2台くらいしかなかった。
そこで、ステップ位置が僕にあっている車椅子を1台、ベッドサイドに確保しておくことにした。これですぐに乗れるので安心だ。