入院日記のページ


2001.11.19 作成

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11/5(月) 2分の1荷重

 *今日はフルメニューのストレッチを午前中2時間たっぷりやった。おかげでとても楽になった。

  

  足先に手が届き、さらにあごがひざにつくようになった。

  両足のひざが下まで届き平らになった。

  左足は足首もひざも下について平らになった。右は相変わらず痛くてできない。

  リハビリに行ったら、S浦先生が「すごくやわらかい。やっぱり伸ばしておくもんですね。これなら私はいらないんじゃない?」

  さらに、「ふつうはみなさん痛いままリハビリしてるんですよ。」ともおっしゃっていた。今日は痛くないのでとても楽にリハビリできた。

 *「今日できるようになったこと

  あぐらがかけるようになった。そのまま昼ご飯を食べてみたが、痛まなかった。

  足先に手が届くようになったので、靴下を自分ではけるようになった。

 *先週はリハビリの最後に、傾斜するベッドで片足に体重の4分の1を荷重していたが、今週は2分の1を荷重する。

  そういったらよめさんが勘違いし、「え? じゃあもう歩けるの?」と一瞬喜んだ。

  「歩くためには片足に全体重がのらないとだめなんだ」というと、ハッと気がつき、それでも

  「ローラースケートでもはいて押してもらえばいいじゃん」と負け惜しみを言ってた・・・。

  で、ベッドにくくりつけられて起きあがった。角度は75度。もうほとんど立っているような状態だ。

  今までは下から見上げていたのだが、久々に頭が高い位置になり、なんだかなつかしい眺め。

 *実は今朝方、歩く夢を見た。やっと現実に歩くことができる可能性が見えてきたのでうれしい。

  

11/6(火) 立ち上がる

 *今日もフルメニューのストレッチをやった。

  

  このポーズで右足のかかとがおしりに届くようになった。

  

 *リハビリに行ったら、いつもの筋トレが終わったあと、平行棒のところで立ってみるという。

  車椅子を平行棒の端につけて、両足の下に体重計を一つずつ置き、平行棒につかまってそーっと立ち上がってみた。

  そこでおそるおそる手を離してみると・・・立てた!!

  これにはリハビリの先生もびっくり。ふつうはひざがガクガクしてすぐには立てないのだそうだ。

  僕は筋力があるのかバランスがいいのか、初日から立ちあがれた。今日は5分間静かに立つ訓練をした。

  両足に均等に体重をかけるのはなかなか難しい。右足のつけねが痛いのでやはり左足に体重がかかりやすいのだ。

  気をぬくと左に多くかかってしまうが、体重計を見ていればバランスがとれる。

  「今日できるようになったこと」静かに立つことができるようになった。

 *友人の伊藤君、小山君がきてくれた。甘いものということで薄皮饅頭を持って・・・うれしい。

 *体育のO先生が大量に飲み物を持ってきてくれた。

  このところ毎日1.5リットル飲まなきゃ行けないので必需品であり、ありがたかった。

  よく必要なものを心得ていらっしゃると驚いた。

 *今日は例のエレベータのお風呂の日。WさんとHさんの2人の看護婦が来て、僕の前で話をした。

  「石川さんのお風呂と**さんの包帯交換があるから、手分けしよう。どっちがいい?」

  僕の目の前で返答するのもいやだろうから、僕が「ジャンケンで決めたら?」というと、

  「じゃあ、勝った方がお風呂ね」ということになり、ジャンケンで勝ったWさんが担当になった。

  僕はもうほとんど一人で洗えるようになったが、それでも包帯交換の方がずっと楽なような気がする・・・勝ってよかったのか?

 *夕食のメニューはひさびさのカレー。この病院の食事はけっこうおいしい。うわさでは東京で2番目においしい病院とか。

  1番は聖路加病院らしい。で、時々選択食があって、2日前の食事にアンケートがついてくる。

  その際、狂牛病を配慮してか、たとえば「肉豆腐(豚)」とか「生姜焼(豚)」とか書いてある。すきやきも豚だった。

  今日のカレーはポークカレー。メニューにはポークカレー(豚)と書いてあった。

  豚じゃないポークカレーはないと思うのだが・・・。

  


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