入院日記のページ


2001.10.28 作成

戻る


再開

 部長回診のとき、「せんせー、日記つづけてくださいよ。おもしろかったのに・・・」

 と声をかけていただいた。そこでお言葉に甘えて、また日記をつづけさせていただくことにした。

 ということで、またしばらくおつきあいのほどを・・・

  

10/19(金) ふくめん算

 *中1−7の溝江君が一人でやってきた。なんでも、おばあちゃんの家がこの病院の近くなのだそうだ。

  テストが終わって行ってみたら誰もいなかったのでヒマなので(?)来てみたとか...。

 *治療も終わってあとはリハビリだけになるので、転院先の病院に診断をうけにいくことになった。

  月曜日に受けに行くことが決定した。でもどうやって行くのだろう。タクシーに乗れるのだろうか?

 *大学時代の数学科の友人、江利川くん・伊地知くんが来てくれた。

  中学の数学の問題集を持ってきた。ウケをねらったらしい。学校にいくらでもあるのに・・・。

 *卒業生の八幡くんが来た。で、次のような覆面算を出題された。その場で解いたが大変だった。

  

   なんじゃら + かんじゃら = かぞえられん

  

  ルールは、かな1文字が1つの数字をあらわしており、同じかな文字には同じ数字が、ちがう文字にはちがう数字がはいります。

  もちろん最大の桁の数字である「な」と「か」は0ではありません。

  さあ、できるかな? 正解は次回。

10/20(土) 英会話

 *アメリカ人の英語講師のWallinさんがやってきた。僕がVarcoeさんにもらったメールに返信したのを読んで来たのだそうだ。

  とつぜん病室で英会話が始まった。僕も少々たじろいだが、病室のほかの方々はびっくりしたようだ。

  実は、今年の僕の教員室での座席は、3人の外国人講師と並んでいる。決まったときは替えてもらおうと思ったが、

  shoさんの、「いいじゃない、会話が練習できて。」のひとことで替えるのを思いとどまったのだ。

  4月当初はおっかなびっくりだったのだが、おかげでだんだんなれてきて、こわくはなくなった。

  おかげで6月に日食でアフリカに行って添乗員なしで2日過ごしたときも、ものおじしなくてよかった。むこうで友人までできた。

  さて、Wallinさんからはびっくりするような話を聞いた。

  彼もバイクに乗って60kmで走っていたときにトラックと衝突したことがあるというのだ。

  彼が直進していたら、正面からトラックが右折してきてぶつかったのだそうだ。よくある右直事故というやつだ。

  ヘルメットにタイヤのあとがついたというのに、たった4日の入院ですんだという。僕より不死身だ。

 *卒業生の山崎君が来てくれた。大学は楽しそうだ。僕と同じ大学なので、お世話になった先生への連絡をお願いした。

 *近藤君が長野さんのメールと緑色のザクロ石を見せにきてくれた。ザクロ石は、これが最後で採集禁止になってしまったのだそうだ。

  最近、マナーの悪い採集家が増えて、地主を怒らせてしまってあちこちで鉱物採集が禁止になってるとか。

  鉱物収集家は、だんだん肩身がせまくなる。

 *17日に車椅子でトイレに行った際に乗り移りそこなって足のつけねを痛めたのだが、いまだになおらない。

  今日から筋肉弛緩剤を処方してもらった。楽になるといいのだが。

10/21(日) 転院先

 *明日受診に行く病院に勤めていたという看護婦Kさんにいろいろと話を聞くことができた。

  面会時間、部屋のようす、TVがないので持ち込むことなどがわかった。

  月曜日担当の主治医の名前まで教えてくれた。これで安心していける。

 *となりのベッドのTさんもあさって転院になる。この部屋の3人は固定メンバーだったが、動きがでてきた。

 *筋肉弛緩剤を飲んでも痛みはやわらぐことはなかった。しばらくは痛みどめでごまかすしかないのだろうか。

  


戻る