入院日記のページ


2001.11.2 作成

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10/22(月) 受診・リハビリ開始

 *今日はリハビリの病院へ受け入れのための受診に行った。X線写真10枚と紹介状を持っていった。

  朝、タクシーに乗るのが心配だった。というのは、

  1 タクシーのシートの高さが車椅子とあってないと移るのが大変。

  2 タクシーのドアが90度まで開かないだろうから、車椅子が横づけできるか心配。

  3 タクシーの後ろのタイヤの出っ張りが乗り移る際に邪魔にならないか心配。

  の3点が気になったからだった。

  しかし、実際に乗ってみたら3点とも問題なかった。

  1 シートの高さは見事にあっていた。まるでそれにあわせて作られたかのようだった。

  2 ドアは90度までは開かないが、車椅子の足を乗せるステップがドアの下に入ったので横づけできた。

  3 車椅子の車輪とタクシーのタイヤの出っ張りがほぼ同じ程度だったので邪魔にならなかった。

  さらに意外なことに、自動車の天井部分には手で持つことができるハンドルがついており、それを持ったら楽に乗れた。

  ただし、右腕一本で体重を支えるだけの筋力が必要だが、足を先にタクシーに乗せたら簡単にできた。

  そして、車椅子をトランクに無理矢理乗せて病院へ向かった。降りるときもスムーズにできた。ベッドに移る方が大変だと思った。

 *病院へ着いたら問診票を書かされた。

  「どの程度までなおしたいですか?」という項目があり、「自分のことは自分でできる」「ふつうに歩ける」とかあった。

  そこで、その他に○をつけて「前のようにスポーツをやりたい」と書いておいた。

  病院では担当のM医師、婦長のK村さん、ソーシャルワーカーのWさんに診ていただいた。

  この病院から今いる病院へ転属になった看護婦Kさんのことを言うと「元気でがんばってと伝えてください」と言われた。

  で、I先生の書いてくれた紹介状が大変くわしかったので、M医師はようすがよくわかったようで、たいして聞かれることもなかった。

  婦長には、スポーツのことを聞かれたが、「学校の先生だからしょうがないか・・・」ということになった。

  ソーシャルワーカーという職種は初めて聞いたが、どうやら入院している間、ずっとつきあって相談にのったり、見てくれる方らしい。

  彼女には家庭環境から家の間取り(階段の有無とかも)、経済状態まで根ほり葉ほり聞かれた。一時帰宅のこともあるからだろう。

  入院案内にも、「日祭日には積極的に自宅に帰っていただき、問題点を持ち帰ってください」とあった。

  しし座流星群は11月18日の日曜の夜だが、外出してもいいんだろうか?

  さて、受診は無事終了。今後審査の上で入院許可がでて、その後具体的にいつ入院という連絡がくるそうだ。だいたい2週間後らしい。

 *帰ってきて昼食後、疲れてしまったようで足のももの筋肉がつってしまった。

 *午後、初めてのリハビリがあった。13階に看護婦さんがつれていってくれた。

  このことを患者を「リハ出しに行く」というのだそうだ。これまた専門用語だ。

  リハビリ担当はS浦先生。なかなか気さくな男の先生だ。

  今日は初日なので、ベッドに寝て、関節の可動範囲の確認と、軽いひざの曲げ伸ばしやももの筋肉を動かす程度。

  それにしても自分の足の関節の可動範囲の狭さと筋力低下には驚いた。特にももの筋肉がひどい。

  足のつけねとひざの関節は90度くらいまでしか曲がらない。いすにすわった格好までしかできない。カシオペヤ座の形だ。

  ももの筋肉には力がはいらない。特にももの内側の筋肉(内転筋)には左右ともに力がはいらない。

  1ヶ月以上力を入れなかったのでしょうがないが、歩くまでには相当かかりそうだ。

 *模型同好会の中3の5人とO山先生が来てくれた。いろいろあった1日だったが、彼らと話していて楽になった。ありがたい。



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