1998.8.24 作成
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京都駅から銀閣寺方面のバスにのり銀閣寺道でおりると「哲学の道」の入り口の看板があります。
哲学者の西田幾太郎が散策したことからこの名前がつきました。
この道は銀閣へ向かっていき、そこで右におれて南禅寺方面へとのびています。琵琶湖疎水が並行して流れています。
銀閣
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いわずと知れた慈照寺銀閣です。室町時代の8代将軍足利義政公が金閣に対抗して建てたものです。
1階は和様の書院造り、2階は唐様です。
立体写真です。平行法で見て下さい。枝や植え込みが手前に浮き出て見えます。
大文字山
ふと銀閣の裏手の山を見上げると、一部木がないところがあり、うっすらと「大」の文字がうかんでいました。
「あれが有名な大文字山か。考えてみればよく見たことはなかったな。」ガイドを見ると約40分でのぼれるとありました。
「いいチャンスだ、登ってみよう。」ということでいざ登山開始。
銀閣裏手の駐車場わきの登山口に看板がありました。
「如意岳」の文字が見えます。大文字山の別称です。
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登る途中、ふと見上げると上に藤がたくさん咲いていました。青空にマッチしてとてもきれいでした。
新緑の森の中の登山道もとても気持ちよかったです。
登ること約25分、ついに「大」の文字のところに出ました。これは「大」の横棒の一番左のところです。
地面に見える溝のようなものは、たいまつを置く台で大谷石でできているようです。
「大」の中央には祭壇のようなものがあります。
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これは「大」の右はらいの部分を上から見たところです。階段にそってたいまつを置く台がならんでいます。
右はらいの部分の長さは120mあります。横棒は80mで、左はらいは160mもあるそうです(鮫島さん、大きさの情報ありがとうございました)。
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「大」の中央のたいまつ台だけは十字型になっています。
向こう側は急傾斜になっていてこわいくらいです。立体写真でその雰囲気を味わって下さい。
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下山途中、林の木にひっかかったようになっているチャートの大岩を見つけました。そばのかけらを持ち帰りました。
美濃帯の古生代のチャートでしょうか。だとすると3億年もの間、眠っていたことになります。
金閣
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これも有名な鹿苑寺金閣です。こちらは足利3代目の将軍義満が建立しました。
昭和62年に8億円かけて金箔をはりなおしたそうで、とてもきれいでした。
京都駅
金閣を見た後、バスを待ちながらの昼食はマック。ところがなかなかバスがこない。やっと来て乗ったらこんどは渋滞。
新幹線の時間がせまる。あと20分。もう間に合わないと判断しバスを降りて表通りへ走る。
タクシーをひろって駅へ急ぐ。5分前にすべりこみセーフ!ハラハラドキドキでした。他の先生方にも心配かけてごめんなさい。
この日は私の誕生日。帰ったら娘のえりがくす玉をつくって待っていました。