2007.5.6 作成
場所は千葉県の房総半島中央部です。
市津湖は、長柄ダムでせきとめられた人造湖です。
1000万立方メートルもの水をためられるそうです。
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ダムは1985年に完成したそうです。高さ52m、長さ250mあり、満水時の水面は海抜75.1mです。
土をもりあげてつくったアース式ダムだそうで、この形式では日本最大級(堤高では2位)だそうです。
ここの水は利根川から67kmも導水管でひいてきたものだそうです。
このおかげで房総地域の水不足が解消されています。
低いところからひいてくるので、途中ポンプで汲み上げています。
水がくるまでに17時間もかかるとか・・・!
(画像は水資源機構「房総導水路管理所」のHPより)
湖のわきにある「アウトレットコンサート長柄」というショッピングモールに大観覧車があります。
高さはなんと50mです。
双眼鏡を無料で貸してくれました。
観覧車からの眺めです。湖はけっこう広いです。
天気がよければ九十九里や東京湾も見えるそうですが、今日はわかりませんでした。
湖の一角に水がわき出しているのが見えました。
導水管から湧いているのでしょうか・・・?
秋元牧場
1972年、競走馬育成のために開かれた牧場だそうです。
みごとなサラブレッドが牧草を食べていました。
オーナーが入植時に植えた桜が大きくなって、春は桜のトンネルができるそうです。
この巨木も桜でした。今度は花の時期に来てみたいですね。
手前の花畑に、アゲハチョウがいました。
春らしい眺めでした。
売店の前にみごとな藤棚がありました。
自家製アイスクリーム(150円)がおいしかったです。
バーベキューやジンギスカンなどもできるようでした。
横穴式古墳
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長柄町の徳増地区に横穴式古墳がありす。
「長柄横穴群」と呼ばれています。
今から1300年前の古墳時代後期に作られたそうです。
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横穴はかなり大きく、高さ2m程度でした。
高壇式構造といって、穴の奥で段差がついています。穴によっては最大2.9mもあり、これほどの段差のものは珍しいとか。
手前に水がたまっていて入れそうもありません。
この写真は平行法で立体視できます。挑戦してみてください。
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こちらは入ろうと思えば入れる感じでした。入りませんでしたが・・・
なんだかかなりオープンです。まだ整備されていないだけでしょうか。
全部で35基あるということでしたが、10基くらいしかわかりませんでした。
これも立体写真です。
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ガラスがはめこんである穴がありました。
ガラスの真ん中にとってがあるので何だろうと思ったら、内側を拭くためのワイパーでした。
中を見ると段差の奥に文字が見えます。いつごろ書かれたものなのでしょうか。
資料によれば、埴輪や五重塔の線画もあるそうですが、ここなのかどうかわかりませんでした。
地元では古墳だと思っていなかったため、物置やどぶろくづくりに利用していたそうです。
線画も子供の落書きだと思っていたが、調査で古代人が描いたものとわかったとか。
看板の拡大はこちら
駐車場の前の風景です。
田植えがすんだばかりの水田の風景とカエルや鳥の鳴き声で癒されました。
場所はわかりにくいですが、小さな案内板をたよりにすすむと見つかります。
地図はこちら(Google map)
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ミズキの花がきれいでした。
これまた立体写真です。
手前のあぜ道が飛び出すように見えます。
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以上、長柄町はのどかな町でした。
あちらこちらに桐の花がさいていました。
本当に自然が豊で、人々がゆっくりと暮らしているようなところでした。
このゴールデンウィークは2回出かけましたが、人混みや渋滞にはほとんど遭いませんでした。
どうやら、「他人が行かないような場所に、他人が行かないようなルートで、他人が行かないような時間に行く」のがよかったようです。