1等星:2個=ベテルギウス,リゲル
3月3日午後7時の東京での見え方です。
南の窓から見て、月の左下に明るい星でできた星座を探してください。
3月3日以外の日では、月の位置がちがいますが、他の星の位置関係はだいたいこれとあっています。
3月の夜7時ごろ、南の空を見上げると、1等星2個と2等星5個で鼓型をつくるような派手な星座が見えます。
これが有名なオリオン座です。秋の宵には東の空に低く見え、冬の夜には南の空に、春の夕方には西の空に見えます。
都会では明るい7つの星しか見えませんが、空の暗いところへ行くと、棍棒をふりあげている右手や、左手の楯の部分の暗い星の連なりも見えてきます。
また、「オリオン大星雲」も肉眼でボーッと見えます。
写真では、ベテルギウスの赤い色とリゲルの青白い色の対比がよくわかります。
ベテルギウスは太陽の1000倍くらいの大きさをもつ赤色巨星です。
真ん中の3つの星は「3つ星」と呼ばれます。その下の縦に3つ並んだ星は「小3つ星」といいます。
小3つ星の中央部に有名な「オリオン大星雲(M42)」があります。写真では水素ガスの光である赤に写りますが、肉眼や双眼鏡では青白く光っているように感じます。
よく見ると、3つ星の左をとりかこむように半円形に赤く輝く「バーナード・ループ」も写っています。
オリオン座には、「オリオン大星雲」のM42、そのすぐ上のM43、ウルトラマンで有名なM78の3つのM天体があります。
M天体というのは、18世紀のフランスの天体観測家メシエと弟子のメシャンがつくった星雲や星団のカタログにある天体のことで、M1からM110まで107個あります(3つは欠番)。
彼は彗星の観測のじゃまになるボーッとした天体に番号をつけて位置を記録したようです。後世の人々がその表をメシエ・カタログと呼ぶようになり、その42番目の天体を彼の頭文字をとってM42と呼ぶようになったのです。
M42は、鳥が羽をひろげたような姿をしています。1500光年の距離にある散光星雲です。
水素ガスが近くの恒星にエネルギーをもらって輝いています。望遠鏡で見ると中心部に4重星「トラペジウム」が認められます。
M43は鳥の頭にあたる部分で、M42のすぐ上になります。
M78は、3つ星の左上にありますが、かなり暗く、望遠鏡でも確認しづらいガス星雲です。
距離は1600光年です。
「ウルトラの星」として有名ですが、円谷さんは別にこれを見たり知っていたりしたわけでなく「単に語呂がいいから」という理由でウルトラの星にしたそうです。
オリオンは、とても腕のいい狩人でした。
ある日オリオンは、木々の間に銀色に輝く池で、美しい女神が水浴びをしているのに
出くわしました。
オリオンは、一目でその女神を愛してしまいました。
女神の名はアルテミス。狩の女神です。
それからふたりは、毎日、狩の腕を競い合うように、クレタ島の野山を駆け巡りまし
た。
おもしろくないのは、アルテミスの兄、アポロンです。ついこの間まで、
「お兄様が大好き!ほかの男には興味がないの」
と言っていた妹が、オリオンにぞっこんなのです。
「うーん、絶対に妹を取り戻してやる!覚えてろよ」
アポロンは、毒針を持つ大サソリを、オリオンの所に行かせました。
「サソリだ!」
オリオンは、手にした青銅の棍棒で殴りかかりましたが、サソリの甲羅はびくともし
ません。
アポロンは、オリオンの頭に、光る塗料を塗りつけました。
「アルテミス。あの光る物体…あれなんか、射抜けるか?」
「ええ、お兄様。簡単ですわ。」
アルテミスは、それがオリオンの頭だとは知らず、一発で射抜いてしまい
ました。
「ゼウスさま!今この場で私の体を引き裂いて、オリオンのところに連れて行って下さい」
「私にはお前を殺すことなどできない。そうだ、オリオンを天の
星座にしよう。お前が馬車で夜空を駆けるとき、いつでも会えるように」
クイズに答えてオリオン座の絵はがきをもらおう! 正解者のうち抽選で10名に特製絵はがきを送ります。
ヒントは神話の中にあります。〆切は3月末日です。
では問題です。
A ナイロン B アポロン C トライアスロン