接食観測下見のページ2


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来る1月9日(金)におうし座θ2星の接食があります。

月が星を隠すことを星食(掩蔽)といいますが、そのうちでも月の縁ぎりぎりにかすめるときは接食とよんでいます。その場合、月の地形の凹凸によって星が明滅するように見えます。この現象は星食の限界線付近でしか見られないために、その場所まで行かないと見られません。1km程度ずれても見ることができません。

今回の接食は東京・千葉で見えますが、我々は松戸の堤防(本校のマラソン会場)で観測することにし、許可もとりました。以下にその下見のようすをレポートします。


アクセス

松戸の堤防は、JR常磐線の松戸か北松戸からが便利です。

観測地

観測地は古ヶ崎中学付近の堤防上です。松戸三郷有料道路の橋から約1km上流側です。

展開場所

観測地北

もっとも北側の第1ポイントを置く予定の場所から北(上流)を見たところです。左側が川です。右側から車がはいれます。
水準点

第1ポイントを置く予定の場所付近には水準点(左下に見える)があり、標高が7.0mと測量されています。また、右上に書いてあるように、ここは江戸川の河口から22.5kmだそうです。
観測地南

第1ポイントを置く予定地から南を見たところです。この方向に100mおきに第8ポイントまで置きます。右側が川です。左側に見えるのが古ヶ崎中学校です。堤防上はなんの障害もありません。しいていえば、自転車やジョギングする人が通ることが問題かもしれません。


以上で下見は終わりです。あとは当日の好天を望むだけです。もしも観測のようすを見たいと思う方はおいでください(できれば来る前にメイルください)。望遠鏡持参で来ればご自分でも見られます。我々は観測地付近に15時には着いてると思います。なお、本番は17時35分ごろです。

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1997.12.30 作成