2002.4.16 作成
メシエマラソンは今回で10回目です。毎年3〜4月の新月に近い土日に、滋賀県多賀町のダイニックアストロパーク天究館でおこなわれてきました。
一昨年からは、ここ福島県の滝根町にある星の村天文台でも同時開催しています。
メシエマラソンとは?
別に走るわけではありません。夜空にあるメシエ天体107個のうち、一晩で何個見られたかを競うものです。
徹夜で望遠鏡を操作して見るわけですから大変な集中力と忍耐力ともちろん体力が必要です。望遠鏡操作の技術もいるわけです。
最近は望遠鏡が進化して、自分で自動的に導入してしまうこともできるようになりました。そこで、手動部門と自動部門はカテゴリーを別にしてやることになっています。
午後5時頃、準備しようにも曇っているねなどと言ってたら、突然雨が降ってきてしまいました。
その後やんだので準備できましたが、いざ始めたら、またも雨がパラパラと・・・。
なんと星が見えているのに雨が降っているので、傘をさしてのマラソンという状況になりました。
その後は雨もあがりましたが、雲がフワフワというすっきりしない天気でした。
春の銀河とサソリの球状星団を見終えて、これから夏の星雲星団へ・・・というとき、ついに全天曇ってしまいました。
朝になるまでついに曇ったままでした。
終了後の片づけのようすです。
手動部門は、昨年トップの今谷さん(左)、一昨年トップタイの枝さん(中)が同数で1位を分けました。
なんでも、今谷さんが呑んでいる間に枝さんが追いついたところで曇ったんだとか。
曇るタイミングが前後していたら、結果は違っていたことでしょう。
3位は安藤さん(右)です。
自動導入部門の1位は佐藤さんでした。
自動導入部門で昨年トップの安藤さんは、今年は31cmドブソニアンで手動部門にうつり、67個を見ました。もう初心者ではないですね。
ちなみに私もとなりで見せてもらいました。いいリハビリになりました。
全員で記念写真です。
地元の同好会の吉田さんが、「宇宙トマト」を配っていました。
なんでも宇宙で栽培したトマトの種をまいて発芽した苗だとか・・・
パンフレットにサインをいただきました。
双眼鏡で太陽観測をやってみました。
三脚に双眼鏡を固定し、毛布をまいて影をつくります。
白い紙に太陽像を映して観察します。
黒点がたくさん出ています。大きな群も見られ、6群数えられます。