アルデバラン食続報のページ2
1998.10.14作成
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日本書紀の日食
- 日本書紀がおもしろくて、さらに前後を読んでいたら、舒明天皇9年のところに左のように書いてありました。
- 「日蝕えたり」というのは日食のことです。
- 早速またもステラナビゲータの活躍です。
- 場所は奈良、日時は637年4月1日です。
- けっこう深い日食ですね。
- 朝7時03分にかけ始め、8時09分に食の最大を迎え、このときの食分は0.95です。
- 食分というのは太陽の直径を1として、欠けている部分の割合をさします。
- ここまで欠けると、あたりは夕暮れのような状態になったでしょう。
- 太陽がもとにもどるのは9時23分ごろでした。
- で、調子にのってまたもGIFアニメーションを作成してみました。
- 下のが「日本書紀にのっている637年の日食です。」です。
- 10分間隔で6:59から16コマで作ってみました。場所は奈良です。終了は9:29です。
- ちなみにこの日食は東北地方より北の地方では皆既日食になったようです。
- 日本書紀のこの記事につづく「是年、蝦夷叛きて朝でず」は東北地方の人々が朝廷にそむいて出て来なかったということでしょうが、ひょっとしたら日食と関係あるのかもしれませんね。
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