1991年7月11日、メキシコのラパスにてビデオ撮影してスケッチ。
地面にシーツを敷き、それを固定したビデオカメラで撮影。
皆既の始めと終わりのそれぞれ数十秒間、あたり一面にもやもやした縞状の影が見える。
これをシャドウバンドと呼ぶ。プールの底に太陽の光と影がゆらゆらするのと似ている。
おそらく大気のゆらぎがつくりだす現象なのであろう。写真で表現するのは困難である。
これまで91年メキシコ、95年タイ、98年ベネズエラ、99年ブルガリアと見てきたが、
最初のメキシコがもっともよく見えた。
縞の方向は、線状になった太陽の方向と一致しているように見える。