2000.11.13 作成
11月1〜3日、前田先生と母のおとも(運転手)をして、四国88カ所のお参り「お遍路」をしました。
88というのは奇しくも星座の数と同じ。なんとなくメシエマラソンと似た感じでもありますね。
とにかく高松空港に降りてレンタカー「prius」を借りてスタートしました。
結願寺といい、本来は最後にお参りして杖をおさめるところです。
大雨の中、前の店でお遍路グッズの「納経帳」と「杖」を購入しました。
今回は「逆うち」といって88番から逆にたどっていきます。
87番 長尾寺
菊の展覧会をやっていて、きれいでした。
納経堂がちょっとわかりにくいところにありました。
お遍路ではお寺にお参りしたあと、納経堂で納経帳に印と書をいただきます。
本当に見事な書です。
86番 志度寺
本堂が古いお寺でした。近々修復するとのことでした。
ここも菊が展示されていました。
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山の上のお寺で、ケーブルカーで登ります。
ケーブルカーは15分ごとに出ます。八栗山上駅で降りて歩いてお参りします。
ケーブルの駅から本堂までの道の途中にある崖に凝灰角礫岩が見られました。
塩基性の火山灰のようでした。
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雨はほとんどやみ、濃霧がでてきました。
ここにもケーブルカーがありますが、有料道路(610円)でもあがれます。
源平の合戦の遺物をおさめた宝物館(左の上写真)がありますが、今回は見ませんでした。
ここには「太三郎狸」の伝説があるそうです。
「その昔、弘法大師がこの屋島へ来たとき、霧で道に迷い、そのとき蓑笠を着た老人に山上まで案内されたそうです。その老人こそ太三郎狸が化けた姿だといわれています。多くの善行をつんだので土地の神様として本堂の横に葬られ、その化け方の高尚さと変化妙技は日本一です。一夫一婦で子宝に恵まれたので、家庭円満・縁結び・子宝をもたらす狸として全国に信者が多い。」
とのことでした。写真左が太三郎狸、右が子供を抱いた嫁さんの狸です。
今日も濃霧が出ていましたが、残念ながら蓑笠の老人には会えませんでした。
宿からの夜景
83番の一宮寺は5時を過ぎてしまってお参りできませんでした(どのお寺も朝7時から夕方5時まで)。空港のそばなので3日目の最後にお参りすることにしました。
宿は81番の白峰寺そばの「かんぽの宿坂出」です。薄暗くなって霧もでてきて視界が悪い中、山道を登りました。
宿は山の上にあり、夜中に窓から外を見たら、霧が晴れていて夜景がきれいでした。 つづく