リニアー彗星 C/2001A2 のページ


2001.7.4 作成

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リニアー彗星について

リニアー彗星は、2001年1月15日にアメリカのリンカーン研究所チーム(LINEAR)によって発見された彗星です。
当初は暗かったのですが、3月末には核が分裂して7等級になり、4月末には5等級に達しました。
そして、6月中旬には3等級になり、肉眼でも充分に見える明るさになりました。
ただし、その時期は南半球の空でしか楽しめませんでした。
日本では、6月下旬以後に観測できるようになりましたが、あいにくの梅雨空であまりチャンスがありませんでした。

リニアー彗星の位置

位置

リニアー彗星の7月上旬の午前2時すぎの空における位置です。

これからはだんだんと暗くなっていき、月も明るくて観測には向かなくなります。

リニアー彗星観測日記

6月19日

早朝5時、ジンバブエの首都ハラレ郊外のケンタッキーホテルのベランダにて観測。
7倍50mmの双眼鏡で充分よく見える。よく見ると金星とアケルナルの間に肉眼でも存在が認められる。
双眼鏡の視野では右上に尾が伸びているようすもわかる。長さは3度くらい。
大小マゼラン雲も見える。
昨夜は南十字星、α、βケンタウリ、カノープスなども見た。

6月23日

早朝4時半、ツアーのお客さん3人とビクトリアフォールズのホテルキングダムの庭で観測。
7倍50mmの双眼鏡で見る。滝が近いせいか、ハラレで見たときより透明度が悪くて尾まではわからない。
小マゼラン雲や球状星団NGC104も美しい。

7月2日

帰国後は天気の悪い日がつづき、チャンスがなかった。
1日の日曜に野球をやったあと、疲れていたが晴れていたので深夜1時から出かけた。
九十九里浜まで行き、撮影。写真はただいま現像中。

7月3日
7月3日

翌日仕事があるのに再び出かけた。
今日も九十九里へ。今度はCCDで撮像。
105mmレンズをつけて2分間撮像した。
尾が右下に伸びている。レンズを換えたら曇ってしまった。

7月4日
7月4日

翌日仕事があるのに3たび出かけた。
今日もしつこく九十九里へ。今度はCCDに300mmレンズをつけて撮像。
尾が右下に伸びている。


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